今年も奈良教育大学にて行われた教員免許状更新講習のお手伝いに行ってきました。
今回も先導的情報化推進プログラム「教員のICT活用指導力向上のための形成的な評価方法の開発と実用化」の成果として開発された研修テキストを中心に『「教育の情報化」の推進』、『情報教育』、『ICTを活用した授業』について演習や講話を行いました。
午前中は、奈良教育大学の伊藤剛和先生のパートで、『「教育の情報化」の推進』と『情報教育』についての講話がありました。
その後、KJ法的手法を使って、授業におけるICT活用場面を書いたカードを分類するなどのワークショップを行いました。
どのようなカテゴリにカードを分類したのかをグループごとに発表している様子。
私の方は、今回も午後の部で『ICTを活用した授業』を担当し、午前中のワークショップで出ていたICT活用についての課題や疑問点などを含めながら、小学校におけるICT活用の実践例の話をしました。
ICTを活用した学習へのイメージをつかんでもらったあと、自分の校種、担当教科などを踏まえて、具体的に学習に活用できるようなWebサイトやコンテンツを書きだしてもらいました。
最後にそれぞれ簡単な教材をプレゼンテーションツールを使って作製しました。グループごとに話し合ったあと、代表の方お一人ずつに前の電子黒板を使って模擬授業形式で発表してもらいました。
今回の研修では初めて自分のタブレット端末を持って来られた方がおられました。そのタブレットを使って作られた教材での模擬授業も面白かったです。自分もiPadを持って行き、学校で使えるいろいろなアプリケーションの紹介や活用方法についてお話をしました。今後、このように既にタブレットを使っておられる受講者が増えると思われるので、そのような方のニーズにも応えられるような講習の内容にしていかなければならないなと思いました。