今日はやたらSMAPの草薙君の顔が目に付くなぁと思っていたら、来年の今日で地上アナログ放送が終了なんですね。
新聞によると、現在約2割の家庭で地上デジタルテレビ放送が見えない状況だそうです。また、電波が受信できる地域の家庭でも、テレビを買い換えるか地上デジタルテレビ放送用のチューナーを買わなければ1年後にはテレビ放送が見られなくなります。
うちはちょうど4年前に引っ越しをした時に、地域再開発で建った大きなビルやマンションの影響で電波障害地域となり、すべてケーブルテレビ回線となっていました。そのため、通常のチャンネルはすべて地上デジタルテレビ放送をパススルーで受信できるので、アンテナを立てずにテレビの購入だけで済みました。以前のマンションでは引っ越しを予定したため、我慢して14インチの小さなテレビで、しかも室内アンテナで見ていましたから、大きな液晶テレビできれいな放送を見た時は、それはそれは感動ものでした。
2005年から2007年まで文科省のプロジェクトで地上デジタルテレビ放送の教育利用についての研究に参加していました。その時に一緒にだった県内のテレビ局の方に聞いた話ですが、「2010年7月のアナログ放送終了を延期にしようという意見もあるが、そうなるとテレビ局の設備がもたない。アナログ放送の設備はそろそろ寿命がきているが、修理や交換する部品が少なくなってきている。なんとかやりくりしているところだ。」ということだった。
アナログ放送が終わってしまうと困る方とアナログ放送が続くと困る方と両方の立場があります。
3Dという新しい技術が一般家庭に普及しようとし始めています。せっかく国を挙げて取り組む事業なのですから、期限通りに行うとともに、すべての人が享受できる魅力的なものにしてもらいたいですね。
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