第58回「はら研」を開催しました。
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第58回 はら研(原先生を囲んで情報教育を研究する会)
と き:平成24年6月23日(土) 13:30
ところ:京都市立梅小路小学校
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■0 京都水族館の見学(水族館入口に10:00に集合)
午前中は、オプショナルツアーとして、3月にオープンした京都市水族館の見学を行いました。
街の中にできたすてきな水族館でした。
13:30~
■1 京都市立梅小路小学校のICT活用について 稲葉校長先生より
今回は、梅小路小学校の稲葉校長先生のご厚意により、梅小路小学校のすてきなランチルームを使わせていただいて、「はら研」を開催しました。さらに、稲葉校長先生より、梅小路小学校のICT活用についてお話をしていただきました。
実物投影機が各教室に1台ずつ設置してあり、いつでも使うことができるという場の設定を心がけておられるということでした。校長先生が「ものとサポート」に配慮されていることが、先生方が日常的にICTを効果的に活用されることにつながっていることがよくわかりました。
■2 京都市のICT活用について 長谷川先生より
京都市のめざす情報教育について、京都市総合センターの長谷川 英司先生よりお話をしていただきました。
京都市では、児童がICTを適切に活用できるようにするために、カリキュラムの中に情報教育、ICT活用を位置づけることで、目標達成を図っておられます。
また、小学校から情報モラルの指導も進められており、家庭への啓発を図ることが重要であると述べられていました。
■3 情報教育&ICT活用 最新情報 原先生より
原先生ご自身のケータイ紛失された経験のお話も交えて、もう一度私たち自身の情報セキュリティや情報モラルについて考えてみました。
情報モラル教育については、子どもたちを通じて保護者への啓発を進めていかなければなりません。
家庭のコンピュータに親とは別に子どものIDとPWを設定しているか
フィルタリングの設定はできているか
子どもが使うケータイやゲーム機にペアレントコントロールが設定されているか
また、私たちももっとペアレントコントロールなどについて知らなければいけないなぁという意見がでました。
■3 ワークショップ
中学校版デジタル教科書について
今後の実用化に向けて、デジタル教科書の開発が進められています。現在でも、教科書会社から先生の指導用としてのデジタル教科書が販売されており、使用されている学校もあると思います。
しかし、今回ワークショップで話し合ったのは、先生の指導用としてだけではなく、子ども自身が学習の中で主体的に活用できるツールとしての教科書です。子どもが思考したり、検索したり、まとめたりするためのツールでもあるわけですから、子どもたち一人ひとりが自宅へ持ち帰ることができるモバイル端末も必要になってきます。
いろいろな意味で授業形態を変えるだけでなく、先生自身が大きく変わっていく必要がありそうな予感がしました。
いつもより30分ほど超過した今回の「はら研」ですが、終了後はいつものように懇親会を行いました。
京都市の先生方のお世話で、とても雰囲気のよいお店で楽しく、有意義な懇親会ができました。
創作料理とおすし 希味 室町店 075-351-4211
四条室町下ル 西側
梅小路小学校の稲葉校長先生、教頭先生、境谷小学校の河原先生、教育センターの長谷川先生、本当にありがとうございました。
次回の「はら研」は、8月18日(土)に行う予定です。多数ご参加ください。